高崎山に生息するニホンザルの個体数を調査した結果、B群とC群あわせて922匹と過去最少となったことがわかりました。

大分市の高崎山自然動物園では、サルの適正な管理を目的に、毎年、個体数調査を行っています。今年度はエサ場の近くで去年11月から今年1月にかけて固定カメラなどで調査した結果、B群とC群あわせて922匹のサルが確認されました。この数は現在の調査方法を導入した1971年以降過去最少だった昨年度を55匹下回りました。

過去最少となったことについて、高崎山では警戒心の強いC群の一部が、エサ場に下りてこなかったことが理由のひとつではないかと分析しています。大分市は森林の保護などを目的に来年度までは1200匹を上回らないようエサの量を調整するほか、避妊措置を行っていくとしています。