「捕まえてください。待ってます」自ら通報した被告

山本被告は殺害直後、自ら警察に通報していたが、その音声が法廷で公開された。興奮状態からだろうか、明らかに早口だ。
【110番通報時の会話】
山本被告 「人を殺しました」
通信指令室「誰を殺したの?」
山本被告 「大田夏瑚、元カノです」「捕まえてください。待ってます」
現場に警察官が駆けつけると、観念したからか、あるいは抵抗しない姿勢を示すためか、山本被告は包丁を手から放したという。
その後の警察官と被告のやり取りの音声も公開された。山本被告は号泣している。
【現場に到着した警察官と被告のやり取り】
警察官「(4階から)エレベーターで降りたんか?」
被告 「階段で走って下りました!」「意思をもって殺しました!」
警察官「(倒れていた大田さんに)息はあったのか?」
被告 「ありました」「殺しました」
警察官「やったことはしゃあないからな、落ち着いて」
その後の取り調べで山本被告は、“大田さんが逃げ出すと思ったので、包丁で脅した” “別の男性と外泊されてショックだった” “5回ぐらい刺した” などの旨を供述している。