被災地ではクラウドファンディングを活用した支援の輪が広がっています。
石川県七尾市で創業100年近い醤油店を営む、鳥居正子さん。地元・能登産の大豆を使った醤油作りに取り組んできました。
膳場貴子キャスター(被災直後の様子 先月3日)
「ブロックが剥がれ落ちてますね」
しかし、今回の地震で外壁が大きく剥がれ、建物は半壊。さらに、醤油作りの心臓部でもある「もろみ」を貯蔵するための蔵が崩れ、醸造を諦めていました。
鳥居醤油店 店主 鳥居正子さん(石川・七尾市 おととい)
「お客様から頑張ってと言われて。もろみが元気(無事)だったので」
膳場キャスター
「そうだったんですね。あの(蔵の)中で?」
鳥居醤油店 店主 鳥居正子さん
「それで再建しようということで」
こうしたなか、地域の若者たちを中心に、“何とか立て直してもらいたい”という声があがりました。クラウドファンディングで支援の輪はあっという間に広がり、6日間で1200万円以上の寄付金が集まりました。
クラウドファンディングを提案 建築家 岡田翔太郎さん
「復興の旗印じゃないですけど、そういった顔になるお店に、まず復活してほしいという思いです」
同様の取り組みは、珠洲市でも。
明治時代から続いてきた温泉施設「宝湯」。施設の一部が倒壊してしまいましたが、がれきの下から湧き出す源泉を発見し、再建を決意。経営者の橋元宗太郎さんはクラウドファンディングで支援を呼びかけました。
宝湯 経営者 橋元宗太郎さん(先月31日)
「110万ぐらいはご支援いただいて、これから次に向けて準備をしていこうと」
この施設では、常連客の男性が入浴中に地震に巻き込まれ、亡くなってしまいました。橋元さんはそのことに心を痛めながらも、支援してもらった資金で“憩いの場”の復活を目指したいといいます。
宝湯 経営者 橋元宗太郎さん
「本当に笑顔になっちゃいけないのかなって、亡くされた家族の人を思うと。やっぱりでも、そういう人たちに笑顔になってほしいなと思って。元気を届けたいですね。なので、これからは明るく元気にやっていこうと思います」
注目の記事
【3月9日】レミオロメンのカバーで1000万回再生 当時高校生だった3人が15年後の「3月9日」に再会した理由「この日しかないと思って【前編】

「おとうは、かっこいいけど…」 津波で父は行方不明 15歳の野球少年は30歳に 娘ができて初めて気づいた“父の偉大さ”

【講演全文・前編】3・11当時の気仙沼警察署長が「決断と後悔」語る【東日本大震災15年】

「この子と飛び降りようと…」2歳で失った左手 それでも息子は前を向き パラ陸上で世界を狙う白砂匠庸選手 見守り続けた両親と笑い合えるいま

「検診の痛みは、治療の100分の1」私が子宮頸がんで失った、腎臓と、自由と、子どもとの時間 放送作家・たむらようこさん

南極の氷が「最大42キロ」後退 失われた面積は「東京、神奈川、千葉、埼玉に匹敵」30年間の衛星データで判明 将来の海面上昇に警鐘









