大きく揺れる地面、そして車内からの悲鳴。地震発生時の様子をドライブレコーダーが捉えていました。

防災を考えるきっかけになればと、当時珠洲市内にいた車の映像を地元の社会福祉法人が公開しました。

揺れ始めからおよそ30秒後、住宅は崩れ落ちました。

後方のカメラに映る自転車に乗っていた男性は立っていられません。そして、建物の1階が押しつぶされ、男性はその場を離れます。

この車は、介護施設に通う高齢者を送迎する途中で地震に遭遇しました。車にはドライバーも含め、6人が乗っていましたが、その後、高台に避難し全員無事でした。映像には、逃げ出してきた住民同士が高台に向かう様子も。

そして、地震発生からおよそ30分後…車が津波に流されていく様子も克明に映っていました。

長寿会 法人事務局 高堂泰孝 次長
「実際にこの映像を見たときに、自然災害は恐ろしいと思った。減災につながるような対策に生かしていただきたい」