ケーキに、ドーナツ、実はこれらはすべてコメからできているものです。コメの消費拡大を目指す福島県郡山市の若手農家が作ったもので、背景にはコメへの並々ならぬ情熱が込められています。

福島県郡山市三穂田町にある小さな菓子工房。午前6時、焼き菓子の香りが店内に漂います。

作業をしているのは、郡山市のコメ農家・関根涼さん(32)です。関根さんは、農作業の傍ら、菓子工房「Dew Drop Farms」を運営し、シフォンケーキやドーナツなど、様々な種類のスイーツを販売しています。

出荷するスイーツは、すべて米粉でできています。関根さんは、その理由をこう話します。

関根涼さん「圧倒的にお菓子が多い、8割くらいお菓子作りに使っている。コメを今食べなくなってきている現実がある中で、形を変えてでもコメを食べてほしい」

関根さん