中国の董軍国防相は31日、ロシアのショイグ国防相と電話会談し、「両軍の協力を引き続き拡大する必要がある」と述べ、関係強化に意欲を示しました。

中国国防省の発表によりますと、董軍国防相はロシアのショイグ国防相と31日、テレビ電話で会談し、この中で「2024年は中国とロシアの国交樹立75年であり、両軍は世界の挑戦に断固として対応し、実務的協力を引き続き拡大し、両軍の関係がより高いレベルに移行するよう推進する必要がある」と述べました。

これに対し、ショイグ国防相は「ロシアと中国の関係は歴史上最高のレベルにある」としたうえで、「両軍の協力分野を刷新し、両軍関係を新たな段階に押し上げる用意がある」と応じたということです。

董軍氏は去年12月末に国防相に就任したばかりで、外国の要人との電話会談は就任後初めてとみられます。

就任後初の電話会談をロシアと行うことで改めてロシアとの関係を重視する姿勢を示した形です。