1月31の就航に至るまで、トキエアには紆余曲折がありました。
2019年に準備会社を立ち上げ新潟と各地を結ぶLCCの就航を目指したのは、長谷川政樹社長です。2022年秋の新潟-札幌丘珠線就航を皮切りに、その後、仙台や中部、佐渡や首都圏などに航路を広げる計画でした。
「特に若い人が気軽に新潟から旅に行けるように」
加茂市出身の長谷川社長はそんな思いで低価格にこだわりました。

「安いからちょっと行ってみよう、そういった人の気持ちの潤いを感じられるトキエアにしていきたい」
そのトキエアにまず立ちはだかったのが資金面での課題です。
燃料費の高騰などを背景に2年後には10億円を超える資金不足が見込まれるという試算が出たのです。
すると…
【新潟県 花角英世知事】
「早期に運航開始できるように、県としても最大限応援してまいります」

新潟県が民間のベンチャー企業に対しては異例となる11億6000万円の融資を実行します。