あすから2月です。2月に値上げが予定されている食品は、トマトケチャップなどの加工食品を中心に4か月ぶりに1000品目を超える見通しです。

帝国データバンクによりますと、来月値上げされる食品は1626品目にのぼる見込みで、1000品目を超えるのは去年10月以来、4か月ぶりです。

中でも目立つのは、ケチャップやパスタソースなどのトマト関連の値上げ。背景にあるのは、世界的な猛暑によるトマトの不作です。

カゴメは、▼「カゴメトマトケチャップ」などの食品の出荷価格は8%から16%、▼「カゴメトマトジュース」や「カゴメ野菜生活100」など飲料は6%から13%引き上げます。

一方、農水省が発表した2月の国内野菜の価格の見通し。平年より高値で推移する見通しとなったのは、「たまねぎ」と「はくさい」、「キャベツ」の3品目です。

▼「たまねぎ」は猛暑による生育不良の影響で出荷量が減少。▼「はくさい」と「キャベツ」は暖冬の影響で生育が早まったことで足元の出荷量が減っているということです。

今後、食品の大幅な値上げが見込まれるのは4月です。「物流の2024年問題」に対応し、物流費の値上がりが見込まれ、「4月は6か月ぶりに3000品目に到達する可能性がある」と分析しています。