クマノミは帯模様の数を数えることができる⁉

OIST 海洋生態進化発生生物学ユニット 林希奈博士
「攻撃行動の頻度は、1本または2本の帯模様を持つ魚に対しては低く、帯模様を持たない魚に対しては最も低かったことを確認しました。これは、侵入者の種類を認識するために、帯模様の数を数えることができることを示唆しています」

自分と同じ3本の帯模様を持つ侵入者に、最も攻撃的な行動を示したというカクレクマノミ。過去の研究では、縦帯模様よりも横帯模様の模型に強く反応することが示されていて、今回の結果もふまえると、クマノミが侵入者に対する攻撃レベルを決める際、横帯模様の数を数えているようだと研究チームは指摘しています。
※原稿を一部修正しています(2日午前10時45分)
また同じイソギンチャクで生活するクマノミの中には厳格なヒエラルキーがあることが分かったといいます。