能登半島地震からあすで1か月。石川県が設置を進める仮設住宅が、きょう初めて輪島市に完成しました。一方、倒壊した家屋の撤去作業も始まっています。中継でお伝えします。

わたしは輪島市内中心部にある、キリコ会館多目的広場にいます。後ろに見えますのが、地震の被災者を対象にした仮設住宅です。

輪島市では現在、548戸の仮設住宅の工事が始まっていますが、そのうち18戸がきょう完成しました。間取りは2DKが14戸、4DKが4戸で、原則2年間住むことができ、市が年代や家族構成を考慮しながら入居者の選定を進めています。

一方、懸念されているのが海からの近さです。この場所は「津波浸水域」に指定されていて、輪島市はきのう「津波に対するリスクはある」と話しました。

輪島市 災害対策本部 一本松泰明さん
「なかなか広い土地がない。(被災者の)負担を少なくしたいという思いがあるので、市の土地を優先して探した結果」

市によると、仮設住宅の入居申請はきのうまでに4140件あるということですが、こうした危険性について被災者に話を聞いてみると…

被災者
「あんな怖いとこ嫌よ。だって下が海やろ。向こうも海やろ」
「(Q.津波が心配?)それより優先するものがある。とにかく落ち着きたいという。先のことを考える余裕なんかない」

一方、輪島市内ではきょうから倒壊家屋のがれきを撤去する作業も始まりました。ただ、場所によっては電線が垂れ下がるなどしているため、慎重な作業が必要となっています。

避難生活が長期化する中、今後、被災者が少しでも安心して暮らせるよう最大限の対応が求められています。