豊田自動織機やダイハツ工業など、トヨタ自動車のグループで不正が相次いでいる問題。トヨタの豊田会長は、グループ発祥の地で「原点を見失っている」と謝罪しました。
記者
「国交省の職員が検査に入ります」
けさ、国土交通省の担当者が立ち入り検査を始めたのは、トヨタ自動車グループの豊田自動織機の工場。トヨタの“源流”でもある企業が立ち入りを受けたのは、エンジンの性能試験での不正でした。
トヨタ自動車 豊田章男 会長
「日野自動車、ダイハツ工業、豊田自動織機の相次ぐ不正、深くお詫び申し上げます」
トヨタグループ発祥の地である「産業技術記念館」で会見を行った、トヨタ自動車の豊田会長。
トヨタ自動車 豊田章男 会長
「大切にすべき価値観や物事の優先順位を見失う。恥ずかしながら、そんな状況が発生してきた。販売してはいけない商品をお客様に届けた。絶対にやってはいけないことをやってしまった」
豊田氏が「絶対にやってはいけないこと」と強調したのは、グループ企業で相次ぐ、認証不正です。
日野自動車 小木曽聡 社長(おととし3月)
「誠に申し訳ございませんでした」
日野自動車はおととし、排ガスなどの検査データで不正が発覚。
ダイハツ工業も去年、衝突試験などで国の認証を不正に取得し、すべての車種の出荷停止に追い込まれました。さらに…
豊田自動織機 伊藤浩一 社長(きのう)
「トヨタ自動車とのコミュニケーションが不足しており、試験のプロセス(過程)、守るべき手順などのすり合わせが十分に行われていませんでした」
豊田自動織機でも、きのう、新たな不正が見つかりました。
グループ企業で相次ぐ不正。豊田氏は、原因の一つにグループ企業がトヨタに対し、「意見が言いづらい点があった」と指摘しました。
トヨタ自動車 豊田章男 会長
「トヨタグループ全体の責任者はこの私だと思っております。原点を見失っている。会社を作り直すくらいの覚悟でやらざるを得ない。具体的な取り組みと言われても、ない。まず行動してみよう」
不祥事が相次ぐ一方で、去年の世界での販売台数で過去最高を更新したトヨタ。豊田会長が「見失っている」と話した原点を取り戻せるのか。グループ全体の信頼回復への取り組みが問われています。
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