燃料価格の高騰などによる経営状況の悪化を理由に昨年6月から電気の規制料金を値上げした四国電力は、今年度12月までの経常利益が過去最高となったことを明らかにしました。
四国電力が昨年4月から12月までの3四半期累計の連結決算の概要を明らかにしたものです。燃料費の下落などから経常利益は784億円と、これまでで最も多かった2007年度を320億円上回り過去最高となりました。
一方で、四国電力は経営状況の悪化などを理由に6月から3割近く値上げした規制料金についてはそのまま維持する方針です。
(四国電力 長井啓介社長)「電力の安定供給に必要な対応を今後とっていく。値下げについて言及できるような状況ではまだないと考えています」
四国電力では今年度の通年の連結決算でも、経常利益は約580億円の黒字を見込んでいます。