能登半島地震のような災害時にペット同伴の避難ができるよう、愛知県の動物愛護団体が新潟市に組み立て式の段ボールハウスを寄贈しました。

新潟市に寄贈されたのは、ペットと避難してきた人がペットと一緒に過ごすための段ボールハウスです。愛知県の動物愛護団体から3セット寄贈されました。

【記者リポート】
「中は広いので、大型犬もゆったり過ごせそうです。また段ボールは気密性がしっかりしているので暖かいです」

20枚の段ボールを組み立てるだけで完成し、広さはおよそ4.5畳。10人いて慣れてくれば、15分ほどで組み立てられるそうです。

【市民ボランティア】
「こういうものがあると鳴き声とか心配しなくて良いですし、臭いとかも嫌いな人に迷惑にならなくて良いなと思う」


【市民ボランティア】
「家族と動物が一緒に入ることについては、これからいろいろな災害においては必須なのでこういったものが普及すると良いと思います」

元日の能登半島地震でもペットとの同伴避難が課題となりました。石川県輪島市にはすでに20セットが送られ、飼い主やペットの心の支えになっているということです。

【SORA小さな命を救う会 小嶋愛子 代表理事】
「みんなが逃げる権利を作ってほしいなと思います。せっかく命かながらワンちゃんを連れてきた家族が肩身の狭い思いをして(ペットが)死んでしまうということだけ起きないようにみんなでこういったことで問題解決できたらいいなと」

段ボールでつくるインスタントハウスは大小5つのバリエーションがあり、ペット避難用の他に避難所での着替えや授乳スペースなどでも活用ができるということです。