小学校の宿泊教室で、男子児童に雑巾で尿を拭き取らせた教諭を熊本市教育委員会はきょう(1月29日)戒告処分としました。

戒告処分となったのは熊本市の小学校に勤務する57歳の女性教諭です。

女性教諭は去年5月宿泊教室に参加した5年生の男子児童2人に対し、便器の周りに漏れていた尿を素手で雑巾を使って掃除するよう指示をしました。

熊本市の体罰等審議会は去年10月、この行為を精神的苦痛を与えるものとして暴言等に認定していました。

市教委の聞き取りに女性教諭は配慮が足りなかったとした上で「楽しいはずの宿泊教室を嫌な思い出にしてしまい申し訳なく思う」と話しているということです。