大阪国際女子マラソンで、19年ぶりとなる日本新記録樹立という快挙から一夜明け
た29日、前田穂南（27・天満屋）が大阪市内で記者会見を行った。前田は「しっかり自分の力を出し切って最後まで粘って走れた」と前日のレースを振り返った上で、「自己ベスト更新と日本記録更新出来たことがすごく嬉しいです」と喜びを語った。

パリオリンピックの選考レースの一つである大阪国際女子マラソン。前田はレース中盤で日本人トップに立つとそのままハイペースを維持し2時間18分59秒の日本新記録を樹立した。最終選考レースとなる3月10日の名古屋国際ウィメンズマラソンでさらに早い記録を出す選手がいなければ、前田が2大会連続でオリンピックの代表に決まる。

レース後記念撮影に応じる前田穂南

今回のレースでパリオリンピック代表入りに大きく前進した前田は今後について、
「（パリ五輪代表内定まで）待つだけなので、何も考えずに待っておきます」
「記録はまだまだ出ると思うので、また挑戦したい」と話した。