国連のグテーレス事務総長は、イスラム組織ハマスによる奇襲に関与したとされる国連機関のスタッフ9人の身元を特定したと明らかにしました。

グテーレス事務総長は声明で、“UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関のラザリーニ事務局長が奇襲に関与したとされる9人のスタッフを特定し、契約を即時打ち切った”と明らかにしました。

グテーレス氏は、「テロ行為に関与した職員は刑事訴追も含めて責任を問う」としています。

今回の疑惑を受け、アメリカやイギリスに加え、日本もUNRWAへの資金拠出を一時停止すると発表しましたが、グテーレス氏は“パレスチナ自治区ガザの住民がUNRWAの支援を頼りにしている”として、活動の継続を保証するよう呼びかけました。