警視庁に身柄を確保された、連続企業爆破事件で指名手配中の桐島聡容疑者(70)とみられる男。数十年前から男を知る男性が、JNNの取材に対して、その仕事ぶりや入院する直前の様子などを話しました。

捜査関係者によりますと、神奈川県の病院に末期のがんを患い偽名で入院している男が「桐島聡です」と名乗り、警視庁公安部は、桐島聡容疑者(70)とみられる男を事情聴取しています。

男は、「ウチダヒロシ」の偽名で藤沢市内の工務店に住み込みで働いていたということです。

「ウチダヒロシ」と名乗る男を知る人
「20~30年くらい(工務店で)働いていたんじゃないの、おとなしい感じの人だよ。ここのところなんか体の調子悪いって」

男が病院に搬送される前、体調が悪化し路上にうずくまっていたところを助け、家まで運んだという男性が当時の様子を話しました。

男を助けた男性
「(この通り沿いに倒れていた?)この自販機のところに」
「(部屋の広さは?)あって六畳ね。乱雑な感じで、どういう風に寝泊りしているのかなという。ストーブとかも2個ぐらいあって」「(桐島容疑者の)あの写真の3分の2ぐらいガリガリにするとあんな感じになるかな」

警視庁は、桐島容疑者が長期間にわたり神奈川県内に潜伏していた可能性もあるとみて詳しく調べています。