中東・アデン湾で26日、イギリスの企業が運航する石油タンカーがイエメンの武装組織「フーシ派」によるミサイル攻撃を受け、炎上しました。

パレスチナ側への連帯を示すイエメンの武装組織「フーシ派」の報道官は26日、会見で「ミサイルでイギリスの石油タンカーを標的とした作戦を実行した」と明らかにしました。

攻撃を受けたのはイギリスの会社が運航するタンカーで、会社側によるとミサイル攻撃で貨物タンクが炎上したということですが、イギリス海軍の関係機関は、乗組員は無事だとしています。

「フーシ派」報道官は「ガザの停戦が実現し、ガザに医療物資と食料が届くまで軍事作戦を続ける」と、あらためて警告しています。紅海などで「フーシ派」がイスラエルを支援する国が関係する商船への攻撃を繰り返していることを受け、アメリカ軍とイギリス軍は今月2回、合同で「フーシ派」拠点を空爆しましたが、今回の攻撃はその報復とみられます。