元日の地震に行政は…
命を守るためにやむを得ず、窓ガラスを割った住民たちの行為に富山市の藤井市長は。

富山市 藤井市長:「窓ガラスを割って入り(避難所を)開設されること自体は、こういう緊急事態ですから全くありかなと感じておりますけど、そのことによって被災される。というか大けがをされるということも考えられますので」
市長は理解を示しながらも、賛成というわけではなさそうです。市の担当者は安全を確認した後に避難所を開設するのが望ましいとして、今後、鍵の開け方も検討するとしています。
富山市防災危機管理課 山口敬 課長:「例えば自動で震度を感知する仕組みですとか、遠隔で開ける仕組みなども検討していく必要があると思いますが、例えば停電になった対応とかですね。その後の施設の安全確認を誰がするかという運用面もありますので、ハード面だけではなくてソフト面と合わせた対応が必要になってくると思います」

また、1次避難所が海に近く住民が不安を抱いたことについては、津波ハザードマップの「浸水想定区域」の外にあるので心配はないとして現段階で1次避難所の場所を変更する予定はないといいます。
富山市防災危機管理課 山口敬 課長:「突発的に2次避難所などに避難された方にどのように対応するかについては、大きな課題であると思っています。避難行動、避難所での生活においても住民の皆さんの力を借りながら、行政と力を合わせて運営していくことが必要になりますので、一緒に考えていきたいです」