26日、落語協会が「寄席紙切り」の第一人者・林家正楽さんが1月21日に亡くなったことを公表しました。76歳でした。

林家正楽さん



正楽さんは1948年(昭和23年)1月に生まれ、1966(昭和41)年に二代目林家正楽に入門。2000(平成12)年9月に三代目「林家正楽」を襲名しました。

落語協会によれば「寄席紙切りの第一人者。気負いを見せない淡々とした芸で、客の注文に応じて、確実にそして綺麗に切り抜いていく。」という名手だったとのこと。普段から「短いが洒落の利いた言葉の数々、注文から出来上がりまでの流れの組み立て」を高く評価されており、2020年(令和2)年3月には第70回芸術選奨・文部科学大臣賞(大衆芸能部門)を受賞しています。

最後に務めた寄席は、亡くなる2日前の「令和6年(2024年)1月19日の末廣亭」とのことで、存命中にはすでに2月中の寄席の出演も決まっていました。

【担当:芸能情報ステーション】