日銀の植田総裁が「マイナス金利政策」を維持する方針を発表した後も、住宅ローンを抱える人や住宅の購入を控えた人にとっては、金利の動向に気をもむ展開が続いています。大手銀行は、去年から住宅ローンの「10年固定金利」を引き上げています。さらなる金利の上昇を懸念する顧客が増え、住宅の販売にも影響が出始めています。
◆「金利が安いうちに…」住宅販売に影響
日本銀行・植田和男総裁(今月23日)「(賃金上昇とインフレ)目標の持続的・安定的な実現が見通せる状況に至ったとしますと、マイナス金利を含めました様々な大規模金融緩和策、これの継続の是非を検討していくことになります」
複数の大手金融機関やエコノミストはこの発表後も、早ければ今年前半にマイナス金利が解除されるのではないかとの観測を発表しています。
三好不動産・椋野翔太郎統括マネージャー:
「金利の不安がない時は、いつ買ってもいいというお客様が多かったんですが、最近は金利が安いうちに早めに買ってた方がいいという声が少し増えてきたかと思います」
◆ローン総額を減らす人が増えている
RKB田尻貴博「福岡市内の住宅の平均価格は4000万円と言われています。固定金利と変動金利の返済額を比較してみます」
大手都市銀行のホームページで表示されている金利をもとに試算してみました。4000万円全額を借り入れた場合、変動金利を選択すると金利0.345%となり、返し終わるまでの総額は約4250万円です。固定金利1.82%の場合は約5400万円。総額で1100万円以上支払いが多くなります。
市民:
「住宅ローンは変動です。住宅ローン控除が終わるまでは何もしないつもりです」
「金利が上がっているイメージがあるから、固定が安心という気はするんですけど、どうなんですかね」
福岡市を拠点とする大手不動産会社によりますと、金利上昇への懸念が広がる中、住宅購入時に頭金を用意してローンの利用金額を減らす人が増えているといいます。
福岡銀行・古泉剛統括ローンセンター長「毎月10万円は支払いできるけれども、低く9万円位に抑えて、余剰の1万円を毎月積み立て将来の金利上昇や大きな支出に備える。そういうライフプランで考えることが重要。植田総裁の発表では金融緩和を維持するというような発言がありましたので、引き続き動向を注視していくことになろうかと思います」
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