アメリカ海軍は、イージス駆逐艦が台湾海峡の国際水域を通過したと発表しました。

アメリカ海軍横須賀基地を拠点とする第七艦隊は24日、イージス駆逐艦「ジョン・フィン」が台湾海峡の国際水域を通過したと発表しました。

第七艦隊は「原則としてのすべての国の航行の自由を守ることへのアメリカの関与を示すものだ」と強調。台湾への圧力を強める中国を念頭に、どの国や地域も「権利と自由を放棄するよう強要されたり、威圧されたりするべきではない」としています。

これに対し、中国軍で台湾を管轄する東部戦区の報道官は「アメリカ軍は最近、たびたび挑発行為を行い、悪意を持って地域の平和と安定を損なっている」と反発するコメントを発表しました。

そのうえで、「常に厳戒態勢で国家の主権と安全、地域の平和を守る」とし、アメリカの行動を追跡、監視し、法に則って対処したと主張しています。