県内はこの冬一番の強い寒気により雪雲が流れこんでいるため北部や南西部を中心に広く雪となっています。

中国地方の上空5500メートルには-36℃以下のこの冬一番の寒気が入っているため県内には日本海側から雪雲が流れこんでいます。

北部や南西部を中心に広く雪が降り、きのう夜からけさにかけて芸北地域には一時、大雪警報が発表されたほか、広島市中区でも1センチの積雪を観測しました。

RCCウェザーセンター 近藤志保 気象予報士
「広島市安佐南区大塚にきています。雪がちらつき路面は凍結しています。車は慎重に走行しています」

けさは北部の市街地や南部の内陸でも雪が積もっているところがあります。午前6時現在の各地の積雪は、北広島町八幡44センチで庄原市高野で21センチ、北広島町大朝で22センチとなっています。

また、けさは各地で厳しい冷え込みとなっていて、最低気温は庄原市高野で-6.7℃、広島市中区で-1.4℃など、県内に19ある観測点のすべてで氷点下となりました。

24日の日中にかけても、県内は、北部を中心に雪雲が流れこみやすい状況が続くでしょう。24日午後6時までの12時間に予想される雪の量は、いずれも多い所で、北部・南部の山地で25センチ、北部の平地で10センチ、南部の平地で5センチとなっています。

午前7時現在、県内の高速道路は、中国道や浜田道など北部を走る区間や、南部でも山陽道や尾道道の一部の区間では冬用タイヤ規制となっています。