パレスチナ自治区ガザへの侵攻を続けるイスラエル軍は、南部の最大都市ハンユニスを包囲したと発表しました。一方で、イスラエル兵の1日の犠牲者としては最多となる24人が新たに死亡したということです。

イスラエル軍は23日、ガザ南部の最大都市ハンユニスで大規模な作戦を展開し、包囲したと発表しました。

イスラエル軍は、ハンユニスについて「ハマスの重要な拠点」としていますが、ガザ北部などから避難してきた人々が多く滞在していて、今後、市民の犠牲がさらに広がるおそれがあります。

一方、ガザ南部のイスラエルとの国境近くでは22日、イスラエル軍が建物を取り壊す活動をしていた際、ハマスがロケット弾を撃ち込み、建物2棟が倒壊。建物内部や付近にいたイスラエル兵あわせて21人が死亡したということです。

この日は別の場所でも3人のイスラエル兵が犠牲になっていて、去年10月の戦闘開始以降、イスラエル兵の1日の犠牲者数としては最多だということです。