岸田総理がトップを務めてきた自民党「岸田派」が23日、解散の方針を決めましたが、派閥を「ホーム」と呼ぶ、岸田派の議員の目には涙が溢れました。一方、岸田総理は政治刷新本部を開催しましたが、全ての派閥の解消には踏み込めませんでした。
66年の歴史に幕 自民党「岸田派」解散方針を決定
突然の派閥解消の表明に困惑を隠しきれませんでした。
自民党・岸田派 武井俊輔 衆院議員
「宏池会(岸田派)のメンバーって思いは、ずっと持ってきましたから、それが…なんかやっぱりまだピンと来ませんけど、明日からどうなるのかなって」
自民党・岸田派に所属する武井俊輔衆院議員。23日、向かったのは、岸田派の臨時の議員総会でした。

自民党・岸田派 根本匠 事務総長
「宏池会(岸田派)を解散する方針を幹部の間で、総理との話で決めさせていただいた」
政治改革を掲げる総理自らの決断で、岸田派は66年の歴史に幕を下ろすことになります。

自民党・岸田派 武井 衆院議員
「宏池会に入りたいと思って国会議員になりましたので、なかなかやっぱり辛いですね。もう前を向いていくしかないんで」
派閥解散がゴールではないと語ります。
自民党・岸田派 武井 衆院議員
「あくまでも自民党の内々の話なので、私達も派閥を解消したからこれだけ努力してますとかいうことでは決してない」