全国の看護学校で“パワハラ”を伴う指導が相次いでいるとして、当事者の家族らが指導環境の改善を求める要望書と3万人分以上の署名を厚生労働省などに提出しました。
当事者の家族らは午後1時ごろ、議員会館を訪れ、厚労省の担当者などに指導環境の改善を求める要望書と3万人分以上の署名を提出しました。
長男が看護学校に通っていた女性は、長男は同級生全員の前で教員から声を荒らげられ叱責されたことなどがきっかけで、学校を中退することになったと話しました。
看護学校を中退した息子の母
「患者さんのために活躍できたはずの人材が看護学校に潰されてしまいました。もう二度と看護学校による被害者を出さない。それが私の願いです」
この女性が行った看護学生や卒業生などを対象にしたアンケートでは、看護学校の授業や病院の実習で睡眠時間が取れないほどの大量の課題が出るほか、教員から暴言などのパワハラを受けたという声が相次いでいるということです。
女性らは要望書で、パワハラを伴う指導が確認された看護学校に罰則を求めるなど、政府に具体的な対策を取ってほしいとしています。
注目の記事
忘年会「参加したい」若者4割の裏で…「行きたくない」50代の切実な理由 昭和を知る上司世代の“ハラスメント”恐怖

「風邪薬」をジュースやスポーツドリンクなどで飲んでも大丈夫? 子供にアイスを混ぜた薬をあげてもいいの?【薬剤師に確認してみた】

犯人は小6女児「妹が殺された」兄に手渡されたヤフーニュース…「この人たちには頼れない」【佐世保小6同級生殺害事件・前編】

新「映像」発見 80年の時を経てゾウの「エリー」が伝える戦争 “戦時猛獣処分” 絵本「ごめんねメリー」原画も展示 熊本【戦後80年つなぐ、つながる】

【独自】「この野郎」「見とけよ、貴様」北九州・中学生2人殺傷事件から1年 捜査1課長(当時)が初めて語った犯人への憎しみと執念の捜査【前編】

東日本大震災の2日前にM7.3の地震「その時に呼びかけていれば...」反省踏まえ運用スタート『北海道・三陸沖後発地震注意情報』 私たちは何をすべき?【災害担当記者が解説】









