この冬は『暖冬』と言われていますが、冬の観光名所にも影響が出ています。

長野県木曽町三岳(きそまち・みたけ)の白川氷柱群(しらかわひょうちゅうぐん)。

岩肌からしみ出た地下水が、凍ったり解けたりを繰り返し、つららが伸びることで生み出される氷の芸術です。

しかし2024年は…。

髙野祐樹記者リポート:
「例年この時期は巨大な氷のカーテンが出現しますが、今年は岩肌がはっきり見えてしまっている」

氷柱群は例年、この時期には幅250メートル、高さ25メートルに達しますが、2024年は暖冬の影響でまだ2割ほどの規模だと言います。

近くの温泉旅館もこれからの冷え込みに期待を寄せています。

旅館けやきの湯・小坂広寿(こさかひろとし)さん:
「今年は大寒を迎えてもこういう状況だから心配している。いつもだと1月半ばから2月半ばまで、見栄えがあるから期待できると思う」

白川の氷柱群は今後氷点下の冷え込みが続けば、2月上旬には見頃を迎えるということです。