安倍元総理が銃撃され死亡した事件で、逮捕された男の母親が旧統一教会に献金した金額は1億円に上るということです。なぜ家庭が崩壊するまで献金に走るのでしょうか。そこには精神をコントロールする巧妙な手段があることが元信者の証言でわかりました。献金を示す隠語は「K」、そして謎の「M作戦」とは。元信者が語る第4弾です。
【第1弾】「お金お金お金、献金献金で家庭ぐちゃぐちゃ」元信者の家族が語る
【第2弾】210万円献金で“家庭円満の印鑑”…なのに離婚
【第3弾】「さらに献金しなくちゃ…」政治家の“お墨付き”で
【第5弾】「“自爆テロ”でもやりたい…」財産を献金する苦悩を告白
【第6弾】「お父さんごめん、貯金こんだけやわ…」妻が涙で夫に告白
【第7弾】「献金させてしまい後悔してます」私が勧誘員に変わるまで
【第8弾】貯金額調べ 献金目標をリストに「献金させて後悔しています」
【第9弾】 「自分の土地を売ってでも」献金迫る旧統一教会映像を分析
信者だった当時、旧統一教会から手に入れた品々。
元信者の女性:
「献金をすると、こういう物がもらえるという…」

210万円の献金と引き換えにもらった印鑑に…
元信者の女性:
「まことの夫婦になれたしるしというか…」

教団の金の指輪。県内に住む女性は、旧統一教会におよそ10年間入信していました。女性が見せたのは教団の内部資料です。
そこに書かれていたのはアルファベットの「K」。
記者:Kっていうのは何ですか?
元信者の女性:
「献金、お金のことだと思います。はっきり献金とかお金っていうのは露骨に出せなかったのかな」
「K」は献金を示す隠語で「61億K」と記されていました。
元信者の女性:
「ヨイドを守るために61億献金が必要」「献金がない、と嘆く人は問題。もうここでお金がないと嘆く人は問題だと。乞食をしてでもやらなければならない。今は超非常緊急事態である」

内部資料には61億円もの献金が必要だと書かれていました。
さらに、別の隠語も。その名も、「M作戦」。