年々、需要が増えているブロッコリーですが、農林水産省は2026年度から「指定野菜」への追加を決定しました。どんなことが変わるのでしょうか。

タンパク質までとれる“野菜の王様”

良原安美キャスター:
指定野菜とは、特に消費量が多く、国民生活に重要な野菜のことです。
国が指定していて、現在は、キャベツ、大根、トマト、玉ねぎなど14品目が指定されています。

ここに、ジャガイモ以来、約半世紀ぶりにブロッコリーが追加されることが決まりました。
指定野菜に追加されると、国のガイドラインに沿って、生産・出荷・流通量・価格が安定し、生産者への補助も手厚くなるということで、私たちの食卓に並べられやすくなります。

ホラン千秋キャスター:
むしろ入ってなかったんだ。

良原キャスター:
ブロッコリーは、キャベツ、小松菜などの仲間で、ビタミン類、カリウム、食物繊維、鉄分、カルシウム、そして野菜としては珍しく、タンパク質も含む、まさに“野菜の王様”

ブロッコリーが流通し始めたのは1970年代。2012年の出荷量を見ると、12万2500トンですが、2022年には、15万7100トン。10年で約3割ほど増えています。背景には、近年の健康志向の高まりがあるようです。

タンパク質を含むということで、ボディービルダーに馴染みのある食材になっていて、宅配弁当の「京香」では、ジム通いしている人からの依頼がきっかけで、ライスをブロッコリーに変更するサービスを始めたそうです。