断水が続いていた富山県氷見市ですが、今月18日に復旧し、ついに市内全域で飲み水としても利用できるようになりました。水道の完全復旧は実に20日ぶりです。

富山県氷見市では20日の時点で、脇、中波、姿、中田、論田、熊無の約470戸で通水後も飲用水として使えない状況でしたが、21日これらの地域で飲めるようになりました。

氷見市中波にある、こちらの民宿でも―。

ドライブイン民宿汐風・相見伸人さん:「やっぱりうれしかったですね。不便でしたからね。魚洗ったりもできなかったですし」

17日に通水し営業を再開するも、しばらくは真っ黒な水が出ていたといいます。宿泊している災害派遣職員には、ペットボトルの水などで飲み水や食事を提供していましたが、21日午後、飲み水として利用できるようになりました。

ドライブイン民宿汐風・相見良人代表:「コックひねったとき、宝くじ当たったのと一緒の気持ちやったわ。”あーこれで助かった”と思った」

課題が1つ解決された一方で―。

ドライブイン民宿汐風・相見良人代表:「私のところ、”能登の玄関口”だから。能登はね、5年や10年でおさまらんやろ…10年かかったら、私たちどうすればいいか」

石川県との県境に位置する、民宿汐風。現在は、市内に住むペット連れの被災者などを受け入れていますが、地震発生前は、宿泊客の9割が能登観光目当てでした。能登の甚大な被害をうけて、予約キャンセルの電話が相次ぎ、今後の経営に不安が募ります。

ドライブイン民宿汐風・相見良人代表:「私のところは建物に被害なかったから喜ばんならんけど。だけど…大打撃。民宿業とすれば、能登の人と同じやよ。大打撃。来月から支払いどうしようかなと。コロナが落ち着いたから、お客さんが戻ってきたから、エアコンも外観も修理して。冷蔵庫も新しいの入れたのにこれやわ」「今まで1番望んでいたのは水道やったけど、今度は能登の復活を望んでいます。1番。復興。それが1番です」