国産水産物を使った料理コンテスト「Fish-1(フイッシュワン)グランプリ」で宮城県南三陸町の「戸倉っこかきドッグ」が準グランプリに輝きました。

東京で21日開かれた「Fish-1グランプリ」には全国から国産水産物を使った7つの料理が出品されました。南三陸町からは、養殖したカキの天ぷらときんぴらごぼうを使い特製のレモンソースを加えた「戸倉っこかきドッグ」が出展しました。

戸倉っこかきドッグを食べた人:
「ソースが酸味が効いていておいしい。カキの生臭さが一切ない」

かきドッグを開発したのは、南三陸町の4人の漁師たち「戸倉SeaBoys」。ふるさとの食材を想いを込めて全国に発信したいと意気込みます。

戸倉SeaBoys 佐藤将人さん:
「震災という大きい出来事があって。長い道のりでしたけども、築き上げたカキなので」

戸倉SeaBoys 佐藤将人さん

「Fish-1グランプリ」では、来場者がそれぞれおいしかった料理に投票してナンバーワンを競います。

戸倉っこかきドッグに投票した人:
「全然生臭くなく、ひと口で食べられるおいしさに仕上がっていたので。しかも和と洋がミックスされていたので」

お客さんの反応も上々!いよいよ結果発表です。グランプリは…大阪の「泉州真穴子の天丼」。「戸倉っこかきドッグ」は準グランプリに輝きました。

戸倉SeaBoys 後藤伸弥さん

戸倉SeaBoys 後藤伸弥さん:
「自信もって育てているカキを東京の皆さんに食べてもらって、そして今まで活動の中で食べてもらったお客さんもまた応援しに来てもらえるっていうのが一番価値があると思っているので今回楽しめました」

頂点にはあと一歩届きませんでしたが、南三陸町の水産物の魅力を全国に伝えました。