能登半島地震は発生から21日目です。被害の大きかった石川県珠洲市では中学生およそ100人がけさ親元などを離れ、集団避難をおこないました。

石川県珠洲市では、けさ、市内の中学生の半数にあたる100人あまりの生徒が雨の中、見送りに来た家族らと別れを惜しみつつ、集団避難のためのバスに乗り込みました。

集団避難する中学1年生
「不安なこと、家族に会えないこと」
集団避難する中学生の弟
「さみしいです、ちょっと不安。(どんなことが不安?)遊び相手がいなくなったりして不安。2か月間頑張ってきてね」

集団避難しない中学1年生
「家族と離れるのが嫌で、不安だから」
「(友達が集団避難するが?)ちょっとさみしい」

生徒たちは金沢市の施設でおよそ2か月、避難生活を送る予定です。

珠洲市ではこれまでに再開している学校を含めてあすから11の小中学校が再開しますが、市内では少なくとも建物2000棟が倒壊し断水などが続く中、生徒たちに選択肢を提供するため集団避難を行うということです。

石川県内ではきょう能登町でも集団避難がおこなわれたほか、輪島市でも中学生およそ250人が集団避難をしていて、子どもたちの学習機会の確保が課題となっています。