自民党・茂木派の野村哲郎元農林水産大臣は20日、鹿児島県霧島市の会合で挨拶し、政治資金パーティーをめぐる裏金事件を受けて、安倍派など3つの派閥が解散を決める中、「派閥は解消しても、必ずグループができてくる」と話しました。

野村氏は、「国会の中では農林族、厚労族、文教族、防衛族という族議員と言われる人たちがいっぱいる。仲間がいないと仕事はできない」と主張し、「派閥を解消するなら、農林を中心に政策を進めていく会議のメンバーの1人としてやっていきたい」との考えを示しました。

派閥解消後の動きをめぐっては、解散を決めた安倍派の福田達夫元総務会長も19日、「知識がたまり伝承することで自民党は強くなる」と強調し、“政治は国民の信頼がなければいけないという原点に戻った上で、新しい集団を作っていくことが大事だ”と訴えています。