1円や10円などの硬貨、自宅でそのままになっていませんか?高知県香美市が、貯まった硬貨を地域電子マネーにする実証実験を行っています。20年間貯めたバケツ2杯分の硬貨を持ってきた人もいました。
大きな音をたてながら大量の硬貨が機械に吸い込まれていきます。香美市の地域電子マネー=kamicaへの、チャージの光景です。
2021年に始まったkamica。市内のおよそ100の加盟店で使用するとポイントが還元される仕組みで、市民全員に配布されています。これまでは紙幣でしかチャージができませんでしたが、今日から2日間、硬貨を電子マネーにする実証実験が行われています。
こちらの男性は家族でおよそ20年間貯め続けた、バケツ2杯分の硬貨を持ってきました。
「全部で4万2749円です」
(利用者)
「そんなにあるとは思わなかった。生活費ですかね。食費とかだいぶこれで助かる」
今回の実証実験は、市内での消費を促し、地域の活性化を図りたいという狙いがあります。依光市長自身も、硬貨を電子マネーに。
「1万912円ということで1万円越えのかなりの金額になります」
(香美市 依光晃一郎 市長)
「このkamicaで地域でお金を循環させたい。市としてkamicaが愛されるよう施策を打っていきたい」
実証実験は香美市中央公民館で20日まで行われています。結果をもとに、本格的な導入を検討するということです。(午前10時~午後2時 受付)














