能登半島地震で新潟県燕市にあるごみ処理場が被災し、通常の半分しか処理できなくなったことを受け、近隣の長岡市がごみを受け入れることになりました。

アオーレ長岡を訪れた燕市の鈴木力市長と弥彦村の本間芳之村長。
長岡市の磯田達伸市長にごみの受け入れを依頼しました。

燕市 鈴木力市長
「復旧するには最低でも“半年”くらい…」

長岡市 磯田達伸市長
「お互いさまなので、私たちの能力を精一杯使って受け入れさせていただく」

元日の能登半島地震で震度5強を観測した燕市では、燕市と弥彦村のごみを焼却する処理場で煙突が傾くなどの被害が発生。4つある焼却炉のうち半分が稼働できなくなり、“処理しきれないごみ”が1日に15トンほど出ています。

現在は、残りの2つの焼却炉を24時間態勢で動かして対応していますが、この焼却炉も来週以降は定期点検で使えなくなる時期があります。

燕市 鈴木力市長
「(稼働を)止めざるを得ない時期がある。そうなると一時的に(ごみ処理の)能力ゼロにもなる。市民の生活に影響がないような形で処理することができるのは、本当にうれしく、ありがたい」

長岡市は1月22日から3月末までの間、週2日のペースで1日当たり12トンのごみを受け入れるということです。