去年9月、石川県白山市のホテルで女性が殺害された事件で、今月12日まで刑事責任能力を調べるため鑑定留置が行われていた男(54)が18日、殺人などの罪で起訴されました。

送検される中村容疑者（去年9月）

殺人と銃刀法違反、窃盗の罪で起訴されたのは白山市の無職・中村信之被告(54)です。

起訴状によりますと、中村被告は去年9月11日の未明、白山市内のホテルで20代の女性に対し首や胸などを刃渡り約19センチの刃物で複数回刺し、女性を殺害した罪などに問われています。金沢地検は中村被告の刑事責任能力を調べるため、去年9月末から3か月近くに渡り鑑定留置を行っていましたが、中村被告の刑事責任を問えると判断し18日付で起訴しました。

また、中村被告はホテルで女性が持っていた現金約1万9000円を盗んだとして窃盗の罪でも起訴されています。