液状化の被害が多く発生している新潟市西区では、18日もボランティアが泥のかき出しやごみの片付けなどを行っています。

新潟市西区に設置された災害ボランティアセンターには、18日におよそ50人が集まり、新潟市の中原八一市長が激励に訪れました。

新潟市 中原八一市長
「皆様のご支援は本当に被災された皆様の大きな力となり、励みとなっています」

災害ボランティアは、これまでに県内外から800人以上が参加しているということです。

新潟市江南区から参加
「自分が福島の出身で、東日本大震災の被災者でもあり、その時に新潟の人に自身もお世話になったので、少しでも恩返しの気持ちで来ました」

新潟市 中原八一市長
「きょうは新潟県内からまた遠くは栃木県小山市からもボランティアに駆けつけていただいていると聞いています。被災者にとって元気づけられ、また大きな力になっている。私たちも感謝をしています」

ボランティアは、午後には西区の立仏や善久地区で泥のかき出し作業やごみの処理などを行いました。

新潟市中央区から参加
「作業に入ることによって(被災者の)表情が変わっていく姿を見て、少しでも寄り添っていけたらいいかなと思いました」

ボランティアを依頼した住人
「こんなこと全然できない体ですから、本当に感謝しているところです」

新潟県によりますと、県内で新たに判明した住宅の被害は前の日よりも679棟増え5340棟となりました。新潟市では中央区で初めて建物1棟の全壊が確認されていて、市内の建物被害は2267棟となりました。

新潟市社会福祉協議会によりますと、この土日のボランティアは定員に達したということですが、今後も随時ボランティアを募集するということです。