児童に「草履」を履かせるワケは

実は、この白い草履、子どもの成長をサポートする役割もあると言います。

長年、県中部の小学校などに上履きを販売する靴店で聞いてみると。

シューズショップコマツ 髙間綾香さん
「草履全体にイボイボがあり足裏全体を刺激するとともに、土踏まずのところにアーチがあるので、そこで土踏まずの成形をサポートします」


この草履の正式名は、その名も「草履式鼻緒サンダル“スクールサンダル”」。
兵庫県神戸市の会社が製造していて、底面には特殊な加工がしてあるほか、鼻緒が痛くないように柔らかい素材でできています。

さらに、こんな秘密も。

シューズショップコマツ 髙間綾香さん
「サイズごとにちょっとずつかかとの高さが違います。それによって前傾姿勢をつくって全体のバランスを整えてあげます」

夏の定番、上履きに草履。
子どもの成長を足元からしっかりとサポートしています。