去年1年間に日本を訪れた外国人旅行者が使った金額がおよそ5.3兆円となり、過去最高を記録したことがわかりました。

観光庁によりますと、去年1年間、日本を訪れた外国人が消費した金額は5兆2923億円で、コロナ前の2019年と比べ、9.9%増えたということです。

初めて5兆円を超えて過去最高を記録しました。

去年3月に定めた「早期に5兆円を達成する」とした政府目標を早くも達成した形です。

地域別では台湾が7786億円、中国が7599億円、韓国が7444億円、アメリカが6062億円、香港が4795億円と、この5つの地域で6割を超えています。

また、外国人旅行者1人あたりの消費額は21万2000円で、コロナ前と比べ33.8%増えていて、1人当たりの消費額が大きく増えているということです。

一方、政府観光局によりますと、去年1年間で日本を訪れた外国人旅行者は2506万6100人でした。

年間で2500万人を超えるのは、新型コロナが流行する前の2019年以来、4年ぶりです。