今年5月に、宮城県が新たな津波浸水想定を公表したことを受け、浸水想定区域に含まれた仙台市内の保育所で13日、津波を想定した避難訓練が行われ、園児が災害から命を守る大切さを学びました。

避難訓練を行ったのは、仙台市宮城野区の高砂保育所です。訓練には0歳から5歳までの園児およそ50人が参加。津波警報が出た想定で、本来は隣接する市民センターへ避難しますが、大雨のため園児らは職員に連れられ2階に避難しました。
そして、4歳と5歳の園児は、絵本を使って、防災士から災害から身を守る方法や命の大切さを学びました。

「津波が来たらどうればいい?」
「逃げる!」

「逃げましたか?2階に逃げた人?」
「はい!」


高砂保育所・菊地育子所長:
「毎年避難訓練はしていた。なので垂直避難は子どもも慣れている。子どもの命を守ることが一番なので、自分たちにできる最大のことをやっていきたい」


高砂保育所は、今年5月に県が公表した新たな津波浸水想定で、最大3メートル浸水する可能性が示されました。
今後は訓練での反省も踏まえ、避難計画を見直していくということです。