(夏目みな美キャスター)
能登半島地震の発生から2週間が経過しています。被災地を取材したCBCテレビ報道部・大野和之記者に話を聞きます。大野さんは能登半島のどの辺りを取材したんでしょうか。
(大野和之記者)
私は1月10日からの4日間、穴水、能登、珠洲、輪島、七尾市を取材してきました。


(夏目キャスター)
地震発生10日目からの4日間ということですが、被災地はどのような状況でしたか。
(大野記者)
被災地は非常に気温が低い状態が続き、雨や雪が降り続いていました。飲料水や食料などは届きつつありましたが、電気はまだ一部しか復旧していませんでした。また、生活用水が特に不足している状態が続いていますが、復旧のめどはまだたっていない状況です。

(夏目キャスター)
特に孤立集落などで避難生活を維持することの難しさが、浮き彫りになってますね。
(大野記者)
現在も石川県内では、8地区で143人の孤立集落があります。孤立集落で避難生活を続けるのは難しく、道路などが寸断されているので、また地震などが起きた際に助からないのではないかという不安が広がっています。


(夏目キャスター)
そうしたこともあって、2次避難というのが進められていますね。
(大野記者)
現在、ヘリコプターによる移送などは順次始まっている状態です。ただ、住民は集落に残りたいという思いも強く「家族が生き埋めになったままの状態では離れられない」など地域がバラバラになってしまうという強い懸念なども残っています。















