阪神・淡路大震災の発生からあすで29年となります。
うるま市の石川警察署で、地震や津波など大規模な災害が発生した際に警察署が被災したことを想定した訓練が実施されました。

訓練の様子



訓練は本島東側の海底を震源とするマグニチュード9・0の巨大地震により震度7の揺れが発生し、大津波警報が発表されたとの想定で行われました。

標高10メートルの場所にある石川警察署は海岸からの距離が210メートルしかなく浸水被害が予想されるため、安全な場所に機能を移転させる必要があります。

署員らは緊急放送を合図に重要書類や装備品などを次々と車に積みこんで近くの高台にある県警察学校に移動し、業務が継続できるよう臨時の警察署を設けました。

訓練の様子②


元日に発生した能登半島地震では200人以上が亡くなり依然として20人あまりの安否が分からないなど甚大な被害が出ています。

参加者は不測の事態に備えて懸命に訓練に臨んでいました。