新潟市の保健師は能登半島地震で被害を受けた地域に住む1人暮らしの高齢者宅を周り、不安や恐怖を聴きとるなどして心のケアにあたっています。

新潟市の保健師が訪れたのは液状化現象などにより大きな被害を受けた新潟市 西区のエリアです。1人暮らしをする80代の男性の自宅を訪問しました。

【保健師】
「被害状況とか健康についてお伺いしているんですけど、体調とかお変わりなかったですか」

【男性】
「新潟地震も経験しているから、その時の方が自分としては強かったけどでも今回もひどかったね」

保健師は今週から、1人暮らしの高齢者の自宅を周り地震の被害状況や健康状態、困りごとなどを聴き取って心のケアに当たっています。

【保健師】「心強いですよね地域の方が声をかけてくださると」
【男性】「私が1人なもんだから近所の人が声かけてくれて。具合とかは悪くないし」
【保健師】「不安で眠れないとかは」
【男性】「それは大丈夫」

【住民】
「ありがたいと思いますね。車にも乗れるしいいけどね、不自由な方もいると思うのでそういう人たちは大変かなと思います」

これまでの聞き取り調査では地震への不安や恐怖、自宅への傾きなどなどからくるめまいや頭痛、食欲不振を訴える声が多いということです。

【新潟市西区役所 健康福祉課 保健師 佐藤由奈さん】
「地震の被害で辛い気持ちを抱えている方多いと思うが、話しをすることでちょっとでも力になれたらなと思うので、いつでも相談してもらえれば」

新潟市は地震後の体調不良などの相談を電話でも受け付けています。