能登半島地震を受け、石川県の被災地に派遣されていた新潟県警の広域緊急援助隊の隊員らが会見を開き、現地での活動を振り返りました。

会見を開いたのは、石川県に派遣されていた新潟県警の航空隊と機動隊の隊員です。

新潟県警 航空隊 菅原陸 警部補
「傘を振っている女性を一番最初に発見した時は『やった、見つけられた』という思いで、何とか被災者のためになれたらと」

地震発生から2日後、石川県輪島市で行われた救助活動の様子です。
雪が積もった地上には「SOS」の文字が。新潟県警の航空隊は要救助者の捜索や孤立集落に残された住民の救出などを行ったということです。

新潟県警 航空隊 菅原陸 警部補
「そんな中で(被災者が)私に笑顔を見せてくれたので、逆に私は少し救われたような気持ちになって」

機動隊の隊員らは安否不明者の確認や土砂崩れ現場での捜索活動などを行いました。

新潟県警 機動隊 片野裕介警部
「『72時間の壁』というのは一切関係ないと思っておりましたし、必ず生存している方はいると信じていましたし、そういう方を1人でも多く救助しようと」

新潟県警は今後も応援派遣を予定しているということです。