指定エリアでの盛り土は県の許可必要に

今回適用されるのが、「盛リ土規制法」という法律は、2021年7月、静岡県熱海市で28人が亡くなった土砂崩れなどを受けて、危険な盛り土を規制するために制定されたものです。

これによって、盛り土で人家などに危険を及ぼす可能性がある
(1)市街地や集落、その周辺
(2)市街地から離れている森林や農地など
の2種類のエリアを指定することができます。

指定されたエリアで、それぞれ一定の規模を超える盛り土を行う場合は、今後県の許可が必要になります。

開始時期は、西郷村と矢祭町にはすでに規制すべき盛り土があることから、今年3月末までに適用するとしていて、その他の54市町村は9月末までに、福島市など中核市についても、順次規制を適用します。

規制に従わない場合、法人は3億円以下、一般は1000万円以下の罰金が課されるか、もしくは、3年以内の懲役刑となります。

県民の不安をぬぐうため、県には迅速かつ丁寧な対応を望みたいと思います。