福島県の西郷村や矢祭町で、私有地に大量の土砂が運び込まれていた問題を受け、内堀知事は、大規模な盛り土の規制を今年3月末までに始めることを明らかにしました。

県によりますと、規制が必要だと判断した盛り土は西郷村で3か所、矢祭町で2か所確認されていて、関東圏から運び込まれたものだということです。

こうした盛り土について、内堀知事は15日の会見で、今年3月末までに、法律に基づいた規制を適用すると明らかにしました。

内堀知事「県民の皆さんの安全安心を確保するため、危険な盛り土等による災害の防止に必要な対策を速やかに進めてまいります」

また、その他の54市町村は9月末までに、福島市など中核市についても、順次規制を適用します。これにより、市街地や集落などの区域で、広さ500平方メートル超える盛り土を行う場合は、許可が必要になります。

この規制は、区域を指定される前に行われた盛り土に対しても、適用されるということです。