山口県と宇部市が支援する宇宙産業分野の企業が進める事業が、研究開発を促進するため経済産業省が補助する事業に採択されました。

宇部市の「New Space Intelligence」の長井裕美子社長らが知事のもとを訪れ、革新的な研究開発を促進する経済産業省の事業に採択されたことを報告しました。

この会社は2021年11月に設立されたばかりで、新たなビジネスに取り組むスタートアップ企業です。

複数の衛星データから最適なデータを選んで、客のニーズに応じて整理し、提供する独自のシステムを持っています。

道路などのインフラ管理や不法投棄の監視に使われていて、災害時の被害状況の把握にも利用できるとされます。

近く、経産省から最大15億円の補助金の交付が決まる予定で、衛星データをより使いやすくするシステムを構築するための費用にあてるということです。

これまで、県や宇部市も補助金などで支援してきました。

NewSpaceIntelligence長井裕美子 社長
「山口県であったり宇部市って非常にスタートアップに対する支援が手厚いなっていうところがあり、ここで本当に起業ができてよかったと思っております。ビジネスチャンスとして、今まだ衛星データを使ってない企業のかた、こういったかたたちも新しく衛星データを使えるようなことになっていくのではないかと考えております」=

村岡知事は「国からの期待や評価も大きいと思う。頑張ってほしい」と激励しました。