2023年の日本スポーツ界で最も活躍した選手、団体を表彰する「日本スポーツ賞」、「日本パラスポーツ賞」(共に日本パラスポーツ賞」の表彰式が18日に都内で行われた。大賞は昨年3月に行われたワールド・ベースボール・クラシックで3大会ぶり3度目の優勝を果たしたWBC日本代表。

式には栗山英樹監督(62)が登壇し「こんなに素晴らしい賞をいただきましてありがとうございます。みんなが日本のために全力を尽くした結果で、選手に感謝しています」と受賞の喜びをかみしめた。「それぞれの立場でプラスアルファ大変な思いをしながら全力を尽くし、日本のために少しでも元気を与えられたらと思う」とコメントした。

さらにドジャースの大谷翔平(29)からのビデオメッセージも紹介され「昨年に続き今年も皆さんの期待に応えられるように頑張ります」と新チームでの意気込みを語った。

この日はWBCの選手代表として巨人の大勢(24)が出席し「受賞できて嬉しい。今後もスポーツを通して国内を盛り上げられるように頑張っていきたい」と話した。

特別賞に選出された昨年の世界陸上・女子やり投金メダリスト北口榛花(25、JAL)は練習拠点のチェコからVTRで登場。「数多くあるスポーツのなかから皆さんに馴染みのない“やり投げ”と言う種目が評価いただき嬉しい。昨年はこんなに良いことが続いていいのかと不安に思うようなシーズンだった。パリ五輪でメダルを取れるように、アジア記録、世界記録を目指せるように上を目指し続けたい」とパリ五輪にむけ意欲を見せた。

【受賞者】
■日本スポーツ賞
大賞:ワールド・ベースボール・クラシック日本代表(野球)
特別賞:北口榛花(陸上)
奨励賞:藤波朱理(レスリング)

■日本パラスポーツ賞
大賞:小田凱人(車いすテニス)
優秀賞:梶原大暉(バドミントン)、 山口尚秀(知的障害者水泳)
新人賞:福永凌太(陸上)、木下あいら(知的障害者水泳)