安倍元総理の銃撃事件をめぐり、逮捕された容疑者の母親が献金などを行っていた宗教団体について、元信者と対策に取り組んできた弁護士グループが記者会見を開き「犯人は擁護しないが団体は人生を破壊させる」と批判しました。
安倍元総理の銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者はこれまでの警察の調べに対し、「母親が宗教にのめりこみ、多額の寄付をして破産したので、恨みがあった」という趣旨の供述をしているということです。
母親が献金していた宗教団体の「統一教会」、現在の「世界平和統一家庭連合」はきのう記者会見で献金額を明らかにしなかったものの「捜査には協力する」としました。
一方団体を批判してきた「全国霊感商法対策弁護士連絡会」はさきほど元信者らとともに記者会見を開き、元信者は次のように訴えました。
元信者
「犯人のしたことに関しては、何一つ擁護することもないですし、正しいと思ってもいませんが、ただ、人生を統一教会によって破綻させられた身としては(協会を恨んだことは)理解できてしまうという苦しい心情があります。それだけ統一教会は人生を破壊します」
団体側はきのうの会見で信者との献金トラブルについて「コンプライアンスの徹底を進めてきた」「2009年以降トラブルはない」と説明しました。
しかし弁護士側は「近年も献金トラブルはある」とした上で、「政治家が団体を支持するような行動は慎んでいただきたい」と訴えました。
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