違法薬物を使用した疑いで警察の捜査を受けていた韓国の俳優イ・ソンギュンさんが自殺したとみられる問題で、著名な映画監督らが会見し、捜査の過程などに関する真相調査が必要だと訴えました。

ポン・ジュノ監督
「捜査に対する徹底した真相調査だけが、誤った捜査慣行を正し、第2の第3の犠牲者を作らない唯一の方法だ」

会見にはイ・ソンギュンさんも出演した映画「パラサイト」のポン・ジュノ監督ら映画監督のほか、俳優や歌手らが参加しました。

違法薬物を使用した疑いで警察の捜査を受けていたイ・ソンギュンさんは先月、亡くなっているのが見つかり自殺したとみられています。

12日、ソウルで行われた会見で出席者らは、▼当局による捜査情報の流出や、▼メディアによる報じ方に疑問を呈しました。また、出頭する様子をメディアが取材する慣習を問題視し、再発防止などを求めています。